日常に戻り、
また今週から授業が始まってます。
段々難しくなっていて、いよいよキャパオーバー感が否めません。
でもいつからか、もう既に吹っ切れてる部分はあるのですが←、本当に「語彙力がモノを言う」と思います。
文法が分かっても、単語が分からないと言いたいことが中々伝わらない(><)
単語を必死に頭に叩き込んでいる毎日です。
しかしこの歳になって、学ぶことの楽しさを知りました。
「大変だけど、楽しい」
素直にそう思える様になった気がします。
スペイン語もそうなのですが、それ以外のことにも勉強意欲が。この意欲、学生時代には出て来なかったな←
今なら砂川章(高校時代の世界史の先生)の授業を聞くのも苦じゃない気がします笑。
当時は逃げ回ってごめんなさい、南北アメリカ大陸の古代文明について教えて欲しい、と章に会って言いたい
私は元々メキシコに興味はあったのですが、民芸品に惹かれていたり、メキシコ人の死生観に共感が持てたり、メキシコの年間行事や国民性が好きだったり、、という感じなので、歴史的な意味では深く勉強していませんでした。
しかしDFで行った国立人類学博物館やオアハカの遺跡を巡ったりしたのも刺激となり、それに拍車をかける様に色んなことがシンクロしていき、それらが私の今のモチベーションに繋がりました。
先週末、日本から持ってきてたメキシコver.の'TRANSIT'(旅行雑誌)を読んでるとこんなページがありました
少し見えにくいですが一部をアップ↓
水木しげるがメキシコの仮面について語っている記事です。笑
これを読んだ時は、あのぶっ飛んだ仮面達を見た直後だったので、水木しげるの言ってる事がめちゃくちゃ共感出来ました。
メキシコの仮面は水木しげるにも影響を与えていたのです。
これでテンションが上がった旨を加藤さんに伝えると、彼はメキシコの仮面について研究された論文のURLを送ってきてくれました。笑
約50ページあってまだ半分しか読めていないのですが、これがまた面白い、、、
そしてこのメキシコの仮面文化が、ルチャ・リブレにも通じているということ。
日本のプロレスでも覆面レスラーは居ますが、その'覆'は自分の素性を隠す(自分が為した罪を隠す)意味での覆面。
所謂あまり良い意味では無く、どちらかというと負の要素。なので覆面レスラーにはヒール役(悪役)が多いイメージです。
一方でメキシコのプロレス、ルチャ・リブレのマスク。
メキシコ文化の中で最も重要なマスクの起源はアステカ、オルメカ、ティオティワカン文化に遡り、それら古代文化の仮面をモチーフにデザインされています。
モンテアルバンにあった博物館や人類学博物館で、虎や鷲をあしらった仮面を当時の王が装着しているのを度々見かけました。
'強い生き物'や'神聖な動物'の象徴である虎や鷲などの仮面を被ることで、その魂が自らに宿ると信じられていたからだそうです。
つまりルチャ・リブレのマスクは「憧れ」や「英雄」、そして「神聖」なアイテムとして装着されるそう。
なんだかロマンが溢れますね。
プロレスファンの妹曰く、ルチャ選手の中には色んな種類のマスクを持ってる選手も多いらしく、その日装着しているマスクによって気合いの入りようが違かったりするらしいです。笑
「もちろん予測不可能な試合もあるけど、'このマスクの時は必ず勝つ'という選手もいて、両者登場した瞬間に勝ち負けが分かるという出オチ試合は、相手が負けるまでのエンターテイメントを楽しむに限る」とも言っていました。笑
色々なルチャドール(選手)がいて面白いです。
ルールや選手が分からなくても、あの会場の熱気や、大袈裟なルチャドール達、アクロバティックな技を見るだけでもかなり楽しめるかと思います。
メキシコに来たら、是非ルチャ・リブレを観戦してみてください