さて、
ゲラゲッツァゲラゲッツァと前々から私が言ってきましたが、一体何なのか。説明してなかった気がします笑
毎年7月16日以降の2週の月曜日に渡り行われるイベントであり、オアハカ最大のフィエスタです。(なので今年は7月17日と24日でした)が、その期間中、または前後の週末も関連イベントが盛り沢山です。
元来は先住民がトウモロコシの神に豊作を祈る祭りでしたが、近年では色鮮やかな伝統衣装をまとった舞踊フェスティバルの要素が強いみたいです。
セントロの北西にフォルティンという丘があるのですが、そこにある'Auditorio de la Guelaguetza 'がメインの会場となります。
そこでは基本的に7.8つの地域のグループが、各々の伝統衣装を着て踊ります。
そして各グループの上演が終わる度に、その地域の特産品や踊りに使った小道具を客席に投げ入れるのです。
これはゲラゲッツァの言葉の起源からきているものです。
元々、'ゲラゲッツァ'はオアハカ州のサポテコ族の言葉で「互いに助け合う」→贈り物をする、という意味らしいです。
村人ならではの思想だと思います。
色々な踊りの中でも、特にパパロアパンという地域のパイナップルの花の踊り
'Flor de Piña'
と、サポテコの羽毛の踊り
'Danza de las Plumas'
は有名です。
このゲラゲッツァは、私がオアハカに来る前に一番楽しみにしていたお祭りです。
当初はメイン会場のアウディトリオで見ようかと思ってましたが、日本人の子が村のゲラゲッツァを見に行くとの事で、7月24日の最終日一緒に行きました
その村は
'San Antonino Castillo Velasco '
サンアントニーノカスティージョヴェラスコ
どうして村の名前はこうも複雑なのでしょうか
因みにこの村は刺繍が有名な村で、オアハカの中でも細かい刺繍が施されているのが特徴的です。
鬼刺繍の為、割と値が張ります。が、実際に小さい子供が着てるのを見ると本当に可愛いし、みんな自分の地域の服を着ててすごくほっこりした気持ちになりました。
ゲラゲッツァの前に時間があったので、サンアントニーノの近くのオコトランという村にもチラッと寄りました。
水色と黄色の配色が可愛い教会です。
オアハカの教会は本当に可愛いな〜
これは大きいメルカドです
トルティーヤ製造機
中々興味深い構造です。トウモロコシの香ばしい匂いがプンプンしてました。
一通り見て会場に向かって歩いてると、カレンダに遭遇!
このカレンダは果たして会場に着くのかが定かではなかったので、近くのある1人のおじさんに聞いたら「これについて行けば大丈夫!」との事で一緒について行きました。
私達はカレンダと共に会場に向かったのですが、このおじさん、その間に私達全員にビールをくれたり、会場に着いてからも何故かチケットを全員分買ってくれたり、上演中もビールを買ってくれたりゲラゲッツァの解説してくれたりと、、数々のおもてなし。笑
最後はセントロまで見送るという、本当にただのすごく優しい人でした。笑
そして17時頃、ゲラゲッツァが始まるとすぐに
羽のやつ!!!←
この羽、実際はすごく重いらしいです。その重さを感じさせないぐらい、みんなぴょんぴょん跳ねていました。
ちょくちょく花火みたいな、爆竹みたいなのが出てくるのですが、見てる側からしたら本当にこわい。しかし踊ってる人達や当の本人は普通、、、笑
少し見えづらいですが、
念願の、Flor de Piña の踊りも見れました。みんなパイナップルを持っています。やはり圧倒的人気です。そしてすごく可愛い、、(;o;)
みんなこれを楽しみに1年待ってたのだなぁと勝手に思ってしまいました。
そして全体を通して印象的だったのが、各地域の踊りが終わった後のこの場面
みんな必死に手を上げて、こっちー!と叫んでいます。
お菓子、パン、果物、帽子、スカーフなど、、、、あらゆるものが空中を舞っていました。
プレゼントを客席に投げ入れるスタイルは、ゲラゲッツァの醍醐味かもしれません。
日もすっかり暮れていたので、フロールデピーニャを見たらすぐに引き上げましたが、その時点で21時、、、その後も出番待ちしてたグループがいたので、まだまだ終わりそうにはなかったです。笑
帰りはオコトランまでトゥクトゥクに乗り、そこからセントロまではコレクティーボタクシーで帰宅しました。
楽しみにしてたゲラゲッツァを見ることが出来て本当に良かったです。
アウディトリオのゲラゲッツァの方が断然規模が大きく設備も充実していますが、サンアントニーノの会場の距離感やライブ感、たまに音響がグダグダでも指笛で応えるオーディエンスのアットホーム感など笑、私は好きでした。
沢山歩いたので疲労感がすごかったですが、この日はとても忘れがたい1日になりました。
では皆様、良い週末を!